有名人の葬儀

吉田茂(政治家)の葬儀

2018年06月12日 16時30分

吉田茂は日本の戦後を作ったとも言える政治家です。外交官として、主に中国大陸で活躍した後、終戦の年の9月、外務大臣に就任します。翌年には鳩山一郎(日本自由党総裁)の公職追放で、その後任となり、戦後の経済復興に尽力しました。

 
吉田茂は、麻生太郎現外務大臣の祖父として知られていますが、麻生氏のかんしゃく持ちであるところやユーモアに優れているところは、吉田茂に通じるところがあるのではないでしょうか。
 
吉田茂と言えば、ダグラス・マッカーサー(GHQ最高司令官)と関係が深かったことでも知られています。吉田茂は1964年の東京オリンピックにマッカーサーを招待したいと考えていたようですが、残念ながらその夢は叶わず、オリンピックを前にマッカーサーは亡くなりました。その後、吉田はマッカーサーの国葬に参列しています。
 
それから3年後の1967年10月20日、吉田は神奈川県大磯の自宅で亡くなります。家族も居合わせることができなかったほど突然の死でした。
 
カトリック信者である吉田の葬儀は、東京カテドラル(カトリック関口教会)で行われました。そして10月31日には、日本武道館において、戦後では唯一の国葬が吉田のために執り行われました。官庁や公立学校などは半休となり、約35000人が集まりました。この国葬は、日本で現在主流となっている生花祭壇が使われた初めての葬儀だと言われています。カトリック信者の吉田茂ですが、国葬であるため、こちらは無宗教で行われました。